塩で歯磨きの効果と注意点

昔は歯磨き粉がなかったので、塩を使って歯磨きをしていました。なぜ塩なのでしょうか。塩には殺菌作用や唾液の分泌を促す効果があります。

塩で歯磨きすることで得られる最大の効果は、歯肉の引き締め効果です。人間の体は塩分を含む水分で成り立っています。そのため塩で歯磨きをすると、浸透圧で歯茎の中の老廃物を排出しやすくなり、引き締まったと感じやすいのです。

効果がある反面、注意点もあります。ひどい炎症が歯茎にあるときに、塩を使用すると刺激が強すぎて出血することがあります。また、少量ですが塩分を摂取しながら磨くことになるので、塩分に注意が必要な方は避けた方がよいでしょう。特に高血圧の方にはデメリットです。殺菌効果はあまりないため、口臭は防ぐことはできません。歯周病がある人は歯周病には効果がないので、塩磨きはおすすめしません。