レントゲンの影響

とはいえ、やはりX線の影響が心配なところ。特に妊娠が可能な女性には不安に感じる点は更に増えるかと思います。

将来生まれてくる子どもにどのような影響があるのか等。この点について専門家は、X線1枚の撮影につき女性の卵巣には0.002ミリレムのX線が当たるのだと言います。

奇形児発生率が2倍になるのは30レムであると考えられ、先ほどの1枚の撮影あたり0.002ミリレムだと発生率は0.0000067%増えるという事になります。計算上では、1枚の撮影で10億人に1人程度と推測されます。

また、子どもへの影響だけでなく、白血病やがんへのリスクも0とは言い切れません。だからこそ、「やろうとしているX線撮影が本当に有用なのか」の見極めが大切なのであり、その必要性をしっかり患者さんに説明してくれるか否かが非常に重要なのです。

患者さんからすれば無駄にX線は浴びたくないですからね。患者さんが出来る対策の1つとしては「納得できるように説明してくれたか」を次の撮影を断る判断材料にする事だと思います。

説明を受けて断るのは患者さんの権利ですからね。また防護としては、念のため鉛入りのエプロンを面倒くさがらずに掛けてくれるかがポイントです。患者さん側からも、掛けてもらうように忘れず頼みましょう。

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