歯ブラシの頚部・把柄部

頚部は頭部と把柄部の間にあって太さが細くなっている部分です。把柄部を操作する時に、前歯や口唇に当たらないように頚部を40~50mm程度細く長くする事で歯ブラシの操作をしやすくしている物が多いようです。

以前は頚部は把柄部の延長で、太さもあまり変化が無かったが、材質の改良などによって頚部を細く長くできるようになりました。ほかにも頚部にカーブをつけたものや、頚部に角度をつけたものなどが多種市販されています。

的確なブラッシングを行う為には、刷毛部の形態だけでなく把柄部の形態も重要です。基本型は刷毛面と平行または直線をなす型で。毛先に力が入りやすいと言われています。

このほか把柄部が刷毛方向に傾斜したものや、その逆方向に傾斜しているものなどがあります。ほとんどは合成樹脂で出来ており、品質の向上に伴い、弾力のある厚みと幅で手にフィットするよう工夫されています。